カベルネ・ソーヴィニヨン75％、メルロ18％、プティ・ヴェルド5％、カベルネ・フラン2％。

シャトー・マルゴーの全体的な生産量は4分の1ほど減少しているものの、パヴィヨン・ルージュの比率はわずかに増加している（生産量の31％）。オーレリアン・ヴァランスは、これは品質の高さを示すもので、例年以上に多くの収穫がこのキュヴェのために行われたのだと感じている。ブーケはグラン・ヴァンに比べて赤系果実のアクセントが強く、タンニンはより顕著に感じられる。しかし、シャトー・マルゴーの代えがたい洗練と気品は、ワインの個性に根底から織り込まれている。 このワインはエレガントで、おそらく19年よりも少し広がりを持つものの、まだ十分な緊張感があり、抗しがたい魅力を残している。

飲み頃は2028〜2045年。