2020年ヴィンテージは、シャトー・ランシュ・バージュのカズ家との長い関係を継続する。香りは明るく香り高く、カシス、ワラビ、ワイルドチェリーのノートがある。

口に含むと、ベリー系の複雑さがさらに増し、熟成中に使用されたオークのバリックからくる杉のスパイスの温かみが感じられる。ポイヤックらしくカベルネ・ソーヴィニヨンがブレンドを支配しているものの、メルロの比率が通常より高い（36％）ため、味わいに繊細な丸みをもたらしている。これはポイヤックの親しみやすくも、素晴らしくエレガントな表現である。