2016 フィフティワン・ディグリーズ・ノース（ボックス付き）、ガズボーン・エステイト

ケントはロンドンの南東に位置し、Gusbourne Estate、Chapel Down、Hush Heath Estateなどの注目すべきイギリスのワイン生産者が増えている地域です。これらの農園は、シャンパーニュで広く使われる伝統的な方法を用いて作られるイギリス産スパークリングワインに特化しています。実際、シャンパーニュのテタンジェ（Taittinger）は、自社のイギリスのブドウ畑ドメーヌ・エヴレモン（Domaine Evremond）をケントに設立しました。

ガズボーン・エステートは、高品質のイングリッシュ・スパークリングワインとスティルワインの旗手となりました。2013年にはIWSCのイングリッシュ・ワイン・プロデューサー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、彼らのワインはますます勢いを増しています。

エステートはケント古来の急斜面、アップルドアにあります。200ヘクタールの広大なエステートは単一敷地で、20ヘクタールでシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエを栽培している。

現在、さらに10ヘクタールのシャンパーニュ・クローンのブドウの木を植えており、その栽培面積はイギリス最大のブドウ畑のひとつに数えられている。エステート全体が南向きの斜面で構成されているため、夏のほとんどの期間、ブドウの木は比較的温暖で乾燥した地元の微気候の中で過ごすことができる。海岸から3.5キロしか離れていないため、海が天候を和らげ、長い生育期間をもたらしている。エステートの粘土質土壌と砂質ローム土壌と相まって、この特殊な条件が卓越した品質のブドウの生産を保証している。