ダウ、グラハム、ワレのヘッド・ワインメーカーであるチャールズ・サイミントンに、私たちのオンセレクション用に2011年ヴィンテージのサンプルを頼むと、彼は喜んで送ってくれました。幾度にも渡るテイスティングの後、私たちはグラハムのスタイルで作られたものが、精密度、純度、力強さのあるこの類まれなるヴィンテージのエッセンスを最も巧みにとらえていると結論付けました。

ブレンドは主にトゥーリガ・ナショナルとティンタ・ロリス、そしてドウロ・スペリオール最上の畑で収穫された少量のSouzão（ソーソン）からなります。シスタスやスミレの栄華に輝くようなアロマに、美しく角のとれた味わい、それでいてフィニッシュには細部まではっきりと描かれたような細やかなタンニンを感じることができます。1994年来、最上のヴィンテージでしょう。

Simon Field MW, Wine Buyer